1:結論(保有を決めた際の思考)
○セブン&アイホールディングスに比べ手が届きやすかった
- セブン&アイホールディングスの株価は3,529円(2020年4月2日時点)で、100株購入するだけで35万2,900円用意する必要がある。
- 対して、セブン銀行の株価は272円(2020年4月2日時点)で、100株購入するのに27,200円と約10分の1で購入可能。
- セブン&アイホールディングス本体ではなく、メイン業務も違うが、セブンブランドを保有できるのは魅力的。
○セブンイレブンだけでなく駅や、様々な施設で目にしたため
- 最初に目をつけたのはコンビニのセブンイレブンだったが、買うには躊躇してしまう株価。そんななか、よく利用していたセブン銀行に目を向けた。
- 目を向け、株価を調べるとお手頃価格。けれど銀行業界全体が衰退気味だったこと・セブン銀行ATM数も日本内で頭打ち感もあり、この時点では購入せず。
- そんななか、購入の決め手はセブンイレブンだけでなく駅・地下鉄でもセブン銀行のATMを見かけ、生活にセブンイレブン同様に根付いて利用されているのでは?と感じた。あわせて日本国内では頭打ち感があった設置台数も、海外展開もしている情報も知り、海外のセブンイレブンと合わせて展開すれば更なる成長も期待できるのでは?と考えました。
○配当率が悪くない
- 2020年の1株当たりの配当金は 合計11円(第2四半期:5.5円、期末5.5円予定)
- 配当率は4.14%(2020年4月2日時点)
※2020年4月4日時点で期末配当はまだ受け取っていないため予定。
2:セブン銀行とは
○そもそもセブン銀行とは、
セブンイレブンでおなじみのセブン&アイホールディングス傘下の銀行で
- ATMプラットフォーム事業
- 決算口座事業
- 海外事業
などを行っている企業です。
○特 徴
- セブン銀行は他の銀行と違い基本的に窓口を設けず、セブンイレブン・イトーヨーカドー等の店舗をはじめ、空港や駅、金融機関店舗等にATMを設置しサービスを提供している点になる。(※2020年4月時点では、出張所として東京・神奈川・埼玉・愛知県に各1店舗ずつ、計4店舗 窓口運用されています)
- 銀行業というよりは、ATM運用業務という印象
3:セブン銀行の現状
3.1:ATMの現状
- 設置台数:25,194台、
- 総利用件数:6990(万台)
- 平均利用件数:96.1(件/台/日)※2020年2月時点にて
※セブン銀行HPより
3.2:セブン銀行の業績
○決算については下記画像参照(株探より)
4:今後の個人的理想展開
- 利益を減らしていっている他銀行が経費削減として実店舗以外に出している出張ATM機器台数を削減。代わりにセブン銀行と提携 または 提携強化して、銀行からの手数料収入増
- 海外銀行との提携先増加
- 全世界展開(各国のセブンイレブだけでなく、主要施設にも設置)
- 各国現地ATMにて、現地通貨に両替できる。
- セブンペイの復活。紐付け銀行をセブン銀行にすると還元割合がお得
上記のようなことがあれば、株価は上がりそう。
※上記の項目はあくまでも個人的におきてほしい展開です。
実際におきる保証はありません。
5:最後に
項目4:今後の個人的理想展開の件は抜きにしても、個人的にはキャピタルゲインを狙うには弱い銘柄ですが、インカムゲインを狙うには優秀な銘柄だと考えています。
購入価格も安く、配当利率もよく、銀行業ではありますが他銀行よりも暫くの安定性は高いのではないでしょうかと思っています。
しかも、他銀行が経営難で手数料の無料化をやめたり、価格を上げたりすればするほど、利便性のよいセブン銀行が選ばれる可能性は高くなるのではないでしょうか。
しかし、問題点があるとすればキャッシュレス化に伴い展開していたペイ事業に失敗しており、セブン銀行とペイ事業との連携が弱いため、他のペイ事業者にお客が流れ、最終的にATM利用率の低下を招く可能性があります。
利用率が低下してしまうと直接的な手数料収入が減り、ひいては提携企業からもらえる収入(契約費・手数料)も減ってしまいます。
なので、現状より利用件数の減少がみられ場合は注意が必要です。
(以 上)